kaukunの鬱日記

鬱になってからの日々

1番と2番の差は、2番と3番の差よりも大きい

子供の頃

父親が「乞食でもいいから1番になれ!」

ってよく言ってた。

 

誰かじゃないけど「なんで1番なの?」ってよく思ってた。

 

父はサラリーマンを経て、自分で会社を作った人

子供の頃に貧乏でとても苦労したらしい。

 

私は頑張った父のおかげで特に不自由もなく

のほほーんと暮らしてきた子供。

争いごとが嫌いで、

「競争なんてしなくてもいいじゃん。なんで競うの?」

なんて思ってた。

平和が一番だし、のんびりのほほーんと暮らせればいいよ。って思ってた。

 

でも、そんな父の言葉が今は少しわかる気がする。

 

どんな組織でも集合体になって1番儲かるのは1番の人だし

やりたいことに1番近づけるのも、やっぱり1番の人

 

もちろん1番になったからやりたい事ができる訳じゃないけど

下の人(組織)と1番の人(1番の組織)には大きな差が生まれる。

 

儲かるのは上流を取った企業

 

これは当たり前に言われてるし、みんな知ってることだけど

中流ポジションや下流域のビジネスでも、その業界(流域)の1番の企業(グループ)が圧倒的に優位に立てる。

その優位性を自己の利益にするか、シェアするか

その決定権も1番だけの特権。

 

だから

みんなで平和に暮らしたいなら1番取らなきゃダメなんだ!

その為に頑張れ!!

ってことだったんですね。

 

そんな話を聞いた私は

「みんなで仲良くするために、みんなと競争して勝たなきゃいけないの?」

「話がおかしいよ。。。」

なんて思ったり言ったりしてました。

 

そんな私も大きくなって、

人と競争して1番になれるようになりました。

でもね、それまでに捨ててきた色々なものが

本当はとても大切だったんだなーって、最近気が付きました。

 

1番になるのは凄いことだし、なれる人は1部の人(組織)だけだけど

目的が1番になることだと、その先には何もないんですよね。

 

なんでそこに行きたいのか?

 

それがなかったり、それを忘れたら

何をやっても、何番になっても何の意味もない。

 

今度は違う形の1番を目指したいな

と思っています。